独創的な食文化のミックスで
注目を集めるシェフが語る、
Ninjaミキサーの
使い分けのすすめ
SNSのフォロワー数はシェフ個人と店舗を併せると約4万人。唯一無二の料理と世界観を体験した人たちから熱狂的な支持を集め、「ミシュランガイド」セレクテッドレストランに2年連続で選出されたのが、押上にあるフランス料理店「枯朽(こきゅう)」です。
9坪の空間を“食の実験室”と位置づけ、フレンチをベースにした独創的な料理を振る舞うシェフの清藤洸希さんが手にするのは、コードレスミキサー・Ninja Blast(ニンジャ ブラスト)とハイパワーミキサー・Ninja Twisti(ニンジャ ツイスティー)。2つの個性や特徴を活かし、ABCクッキングスタジオとコラボしたイベント用にレシピを考案していただきました。
食を探求する清藤さんが語るNinjaミキサーの使用感やお気に入りのポイントをはじめ、イベントの模様や参加者の声をお届けします。
1994年、鹿児島県生まれ。2022年に墨田区押上に食の実験室「枯朽」をオープン。トラディショナルなフレンチに世界各国の文化をミックスした独創的な料理が高い評価を集め、2024年から2年連続で「ミシュランガイド」のセレクテッドレストランに選出。2023年には日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」にてゴールドエッグを受賞している。
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2つのNinjaミキサーの“段違い”のパワフルさ
2つのNinjaミキサーを手にした後、色々な食材を使って試作してみると、どちらもパワフルだけど異なる個性を持っていることがわかりました。その個性を活かして「Ninja Blastの容量ならピューレが良さそうだな」「Ninja Twistiではアイスクリームが作れるぞ!」と、期待と想像を膨らませました。
僕は食の実験が大好きなので、Ninjaミキサーを使って試作を重ねましたが、2つに共通するパワフルさには何度も驚かされました。Ninja Blastはコンパクトなのにパワフルで、固い食材も滑らかにしてくれます。Ninja Twistiはさらにパワフルで、魚の骨や凍らせた果物を今まで見たことがないくらいに滑らかにしてくれました。一般的なミキサーと比べて、 Ninjaミキサーのパワフルさは段違いですね。
Ninja Blastの一番の魅力はコンパクトなのにパワフルな点で、固い食材もしっかりと砕いてくれます。ピューレやディップを作るのに適した容量も使い勝手が良く、シンプルな操作性や静音性もうれしいポイントです。
Ninja Twistiのお気に入りのポイントは、なんと言っても内蔵タンパー。「すごい!」のひと言に尽きます。ミキサーを最初に発明した人は、なんで内蔵タンパーを付けなかったんだろうと思うくらい画期的だと思います(笑)。
一般的なミキサーの場合、撹拌(かくはん)途中で蓋を開けて、ゴムベラで食材を下部に押し込んで滑らかさを均一にする作業が発生します。その際、ゴムベラが傷んだり、刃が破損したりする危険性がありますが、Ninja Twistiはその心配がありません。料理をするすべての人が待ち望んでいた機能だと思います。
「枯朽」らしさを取り入れた特別感のあるレシピ
「枯朽」では、フランス料理をベースにインドやベトナム、タイ、ネパールといったさまざまな国や土地の食材を取り入れています。伝統や定義にこだわらず、雑多なものを取り入れる自由な発想です。それは、転勤族で色々な土地を転々とし、その土地の文化を受け入れてきた僕の価値観や性格が反映されたものです。
さまざまな国・土地のものが入り込んで、必要なものだけが定着し、やがて文化になるように、「枯朽」独自の文化を生み出していきたい。そう思っています。例えば、茶葉は出汁にもカクテルにも、スパイスにもなる。そんな文化が「枯朽」には根付いています。心の底から故郷だと胸を張れる場所がない僕にとって、「枯朽」は国であり、故郷なんです。
ただ、奇をてらったことをすると料理は不純なものになります。あくまでも「おいしい」がベースにあって、料理を通じてどんな体験を提供するか、「枯朽」らしさをどう打ち出すかを常に考えています。ABCクッキングスタジオとコラボしたイベントでも、テーマである“ホリデーディナー”に合わせた特別感を意識しつつ、「枯朽」らしさを加えるレシピを考案しました。
前菜の「蒸しクワイ ヘーゼルナッツとジュニパーベリーのディップ」は、素朴なクワイのおいしさを楽しんでもらうためにジャンクさを抑え、土っぽさを感じられるシンプルなものに仕上げました。アクセントに使ったマーガオは台湾のスパイスで、レモングラスのような爽やかな香りで飽きのこない味わいを引き出します。
ヘーゼルナッツとジュニパーベリーという固い食材も、Ninja Blastがしっかりと砕いてくれます。店の調理場で使う分には「コードレスはそこまで必要としないかも」と思っていたのですが、意外にもすごく便利でした(笑)。というのも、仕込み中はフライパンや調理器具、お皿と、とにかくモノが溢れがちなのですが、そういうときにNinja Blastはすっと移動できます。整理整頓しながら、手際よく調理するためにはすごく効果的だと感じました。
メインの「スープドポワソンで炊いたリゾット風」は、フランス料理の伝統的な魚のスープを、リゾット風と言いつつ雑炊に着地させたひと品です。エビの殻や魚の内臓・骨を余すことなく使うので、魚介の濃厚な風味を味わっていただけます。
調理のポイントは、殻や内臓・骨が滑らかになるまでしっかり砕くこと。そのためにはかなりのパワーが必要なので、最初にNinja Twistiに食材を入れたときは少し不安でした。けれど、今まで見たことがないくらいに滑らかに撹拌されていて、本当にびっくりしました。
デザートには「バナナとクリームチーズのアイス 煎茶とネパール山椒」を作りました。仕上げに振りかける煎茶パウダーには福岡県産のうきは茶、柑橘系の爽やかさが特徴的なネパールのスパイス・ティムルを用いて「枯朽」らしさを演出しています。
食材の固さで言うと、スープドポワソンに使った殻や骨よりも、凍らせたバナナとクリームチーズのほうが固いんです。でも、Ninja Twistiは難なく砕いてくれました。とにかく滑らかな舌触りの完成度が高くて、このクオリティなら「枯朽」のコース料理の一品として提供しても遜色がないと感じました。
少ない水分量で撹拌できる点も、プロの料理人としては重要なポイントです。撹拌力が弱いと食材が滑らかになるまで水分を足さなければいけません。当然、水分を足せば足すほど食材の味は薄まり、柔らかくなります。Ninja Twistiはその逆で、食材の味が濃くて固い、けれど舌触りが滑らかなものを作ることができます。アイスクリームはその最たる例で、Ninja Twistiのパワフルさによって料理の幅が広がると思います。
2つのNinjaミキサーは個性を活かした使い分けがおすすめ
Ninja Blast とNinja Twistiを使ってみて、料理が好きな人は2つとも持っておくとすごく便利だと思いました。Ninja Twistiは料理の幅を広げてくれますし、持ち運びができるNinja Blastはアウトドアなどに持って行けるので、個性や特徴によって使い分けが可能です。どちらも洗いやすくて、お手入れがしやすい点もプラスだと思います。
価格的にも十分過ぎるクオリティなので、心の底から信頼できるミキサーだと思います。もちろん、「枯朽」で提供する料理にも活用していくつもりです。コースで提供しているペアリングドリンクはすべてオリジナルで作っているのですが、お茶やスパイス、ときには杉の木からエキスを抽出しています。杉の木も、僕にとっては立派な食材。Ninja Twistiで撹拌するとどうなるんだろうと、今からわくわくしています。
Special Event
23名の参加者が
2つのNinjaミキサーを体感
154万人以上の会員を持つ世界最大級の料理教室・ABCクッキングスタジオと清藤さんがコラボし、「名店シェフ直伝!NINJAミキサーで簡単本格ホリデーディナー」と題したイベントを実施しました。23名の参加者が「東京會舘クッキングスクール supported by ABC Cooking Studio」に集い、前述の3つのレシピを作る清藤さんのレッスンを受けました。
清藤さんが調理方法はもちろん、Ninja Blastの操作方法やNinja Twistiのタンパーの使い方などを丁寧に解説し、参加者がNinjaのミキサーを体感していきました。参加者からは「スープドポワソンで炊いたリゾット風は、固い食材もしっかり砕けていてクリーミーでおいしい!」「味わったことのないスパイスが新感覚だった」と驚きの声があがりました。
さらに、参加者全員に手土産としてNinja Blastが配布されると、「持ち運びができるので、ぜひ趣味のキャンプに持って行きたい」「家にあるミキサーは洗いづらくて使うのをためらいがちだったけれど、Ninja Blastは洗いやすいので毎日使いたいです」と、参加者の多くがNinja Blastのあるライフスタイルをイメージしていました。
参加者の声
- 30代・女性
- Ninja Blastはボタン1つで操作できて、30秒で自動で止まる点が便利だと思った
- 30代・女性
- Ninja Twistiはエビの殻まで滑らかに砕いてくれて、本当にすごいと思いました!
- 40代・女性
- Ninja Twistiのパワフルさと大容量に魅力を感じました
- 30代・女性
- スープドポワソンで炊いたリゾット風は魚介の香りが濃厚で、特別な日に作ってみたいと思いました。
オマール海老のビスクにも挑戦してみたいです!
- 40代・女性
- Ninja Blastの持ち運びできる点と静音性、Ninja Twistiはシンプルな見た目が好みです
イベントを終えて「とても楽しくて、時間が足りなかったくらい」と振り返る清藤さん。そして、参加者の皆さんがNinjaミキサーを使う様子を見て、「ほかの料理教室ではミキサーを上手く撹拌し切れていないことがあるのですが、Ninjaミキサーは参加者全員が上手く使いこなせていたことが印象的でした」と言います。
「ミキサーって、実は使い方にコツがいるんですよね。回転させる速度とか、液体を追加するタイミングとか、コツを掴むのに結構時間がかかります。けれど、2つのNinjaミキサーは誰でも簡単に使うことができます。当たり前のようですが、コツいらずで操作できるという点もNinjaミキサーのすごさだと思いました」
RECIPE
清藤洸希さんのおすすめレシピ
蒸しクワイ ヘーゼルナッツとジュニパーベリーのディップ
クワイ以外ではレンコンやイモ類といった根菜もおすすめ。応用編として、フライパンで軽く焼いたロメインレタスにディップをかけて、ホットシーザーサラダにしても面白いと思います。
- 調理時間
- 約20分
- 分量
- 4人分
- 材料
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ローストヘーゼルナッツ50g
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ジュニパーベリー2g
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水80g
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オリーブオイル10g
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ニンニク0.3g
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塩4g
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レモン汁7g
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はちみつ2.5g
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黒胡椒適量
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マーガオ
(レモンゼストで代用可)適量 -
クワイお好みで1人3〜4個
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- 作り方
-
- 1.鍋にお湯を沸かす。クワイを蒸し器に入れ、強火で15分蒸す。
- 2.クワイを蒸している間にマーガオ以外の材料をすべてNinja Blastに入れ、かくはんする。
- 3.お皿にディップソースを敷き、マーガオを振る。蒸し器から出したクワイを熱いうちに盛り付ける。
スープドポワソンで炊いたリゾット風
手間はかかりますが、根気強く濾す作業をすることで魚介の旨味が凝縮されていきます。通常は特殊な粉砕機を使って何時間もかけて作るレシピですが、Ninja Twistiを使うことで時間を短縮することができます。
- 調理時間
- 約30分
- 分量
- 4人分
- 材料
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殻付き有頭エビ300g(3cm幅にカット)
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舌平目300g
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白ワイン350g
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ペルノー50g
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タマネギ1/2個(薄切り)
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ニンニク4片(叩き潰しておく)
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塩5g
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硬めに炊いた米400g
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全卵2個
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牛乳50g
-
オリーブオイル適量
-
黒胡椒適量
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ピマンデスプレット
(一味唐辛子で代用可)適量 -
セルフイユ1g
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- 作り方
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- 1.フライパンにオリーブオイルを入れ、火にかける。薄煙が出てきたら、エビ・舌平目・ニンニクを加え、香ばしい香りが出るまで焼く。
- 2.塩・タマネギ・セロリを加えてさらに炒める。野菜がしんなりしたら、ペルノー・白ワインを加えアルコールを飛ばす。水を加え10分煮込み、火を切る。
- 3.粗熱が取れたらNinja Twistiに移し、extractボタンを押す。タンパーを回しながら全体を滑らかにする。
- 4.3を鍋に戻して5分煮込み、シノワで濾す。上がりの液体量が350〜400ml程度になるように調整する。
- 5.硬めに炊いた米を洗ってデンプンを落とす。洗った米と完成したスープ200g、牛乳をフライパンに加え、火にかける。沸騰したら全卵2個を溶き入れ、ひと煮立ちしたら火を消し、蓋をして1〜2分置く。
- 6.器にリゾットをよそい、残しておいたスープとオリーブオイル・黒胡椒・ピマンデスプレット・セルフイユを盛り付ける。
バナナとクリームチーズのアイス 煎茶とネパール山椒
ティムルによって煎茶のハーバルな香りを引き立て、オリーブオイルで甘さを引き締めています。最後に煎茶パウダーを振りかけることで、煎茶の味わいを舌でしっかりと感じられる仕上がりを目指しました。
- 調理時間
- 約20分(冷凍時間除く)
- 分量
- 4人分
- 材料
-
-
バナナ240g(1cm角にカット)
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クリームチーズ80g
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生クリーム160g
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煎茶パウダー適量
-
ティムル(山椒で代用可)適量
-
オリーブオイル小さじ1
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- 作り方
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- 1.バットにクッキングシートを敷く。バナナは1cm角に切り、クリームチーズを適当なサイズに分け、バットに並べる。1〜1.5時間ほど冷凍庫で凍らせる。
- 2.凍ったバナナ・チーズと生クリームをNinja Twistiに移し、START/STOPボタンでかくはんする。
- 3.2をタッパーに入れ、冷凍庫で軽く締める。
- 4.アイスを冷やした器に盛り、煎茶パウダー・ティムル・オリーブオイルをかける。
清藤洸希
「枯朽」シェフ
1994年、鹿児島県生まれ。大阪の調理師専門学校を卒業後、大阪市内のミシュラン1つ星のフランス料理店に3年勤務。2017年に上京した後、渋谷のビストロ(料理長兼店長)や期間限定の間借り営業などでファンを獲得し、2022年に墨田区押上に食の実験室「枯朽」をオープン。トラディショナルなフレンチに世界各国の文化をミックスした独創的な料理が高い評価を集め、2024年から2年連続で「ミシュランガイド」のセレクテッドレストランに選出された。SNSでは個人のフォロワーが約3万人、店舗が約1.2万人を集めるなど、ファンから熱烈な支持を獲得。2023年には日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」にてゴールドエッグを受賞している。
枯朽
- ■住所
- 〒130-0003
東京都墨田区横川2-13-9
- ■アクセス
- 東京メトロ押上駅 徒歩8分
- ■営業時間
- Lunch(水曜以外)12:00〜15:00/Dinner 18:30〜21:30
- ※月・火・金曜休
- ■webサイト
- https://ko-kyu.jp